祖母からの日記帳 20
#祖母からの日記帳 20話『父と再会。すがる思い。』です。
平成2年11月15日、待っても待ってもお母さんからは連絡ありません。
今日は、学校へお父さんが貴女の学校へ来ました。校長先生も担任の先生もびっくりしましたと連絡がありました。
貴女に2,000円与えました。貴女と別れて初めて呉れたお金です。今まで貴女の養育費も小遣いも品物も何一つとして送ってくれなかったお父さんです。
Fさんとは別れたそうで、どうなるお父さんでせうかね。
皆から嫌われるお父さんです。
でも貴女にとっては世界で只一人のお父さんですよね。本当に困ってしまいます。
11月16日、お父さんの店へ電話しました。お父さんはもう働いておりませんでした。
10月22日、病気で入院したと連絡がありましたのでどうしているかと思って今日病院へ電話したら11月2日へ退院したそうです。
それから店へは勤めていないのです。
又遊びぐせがついたのですね。
本当に困ったお父さんです。
長崎のお祖母さんに電話をしました。お父さんから学校へ来た事を言いました。そしたらお祖母さんはとてもびっくりしてお父さんは駄目な男だと言っておりました。
お父さんは瞳ちゃんを育てられないで喜々津の貴女を置いて長崎へ帰ったのです。
前にも書いた様にお金は総てお母さんと喜々津のお祖父さんが出して貴女を学校へ行かせているのです。
貴女を長崎へ連れて行っても学校へ行く事も食事をする事も出来ないのです。
瞳ちゃんはお父さんと暮らしたいと思うのは判りますが、それは出来ないのです。
◎お仕事をしない。お金がない。人に迷惑を掛けるような事ばかりする。
こんなお父さんは瞳ちゃんにとって本当に困ったお父さんです。
◎元気で喜々津で勉強してお父さんやお母さんよりもっともっと立派な女の人になるよう、喜々津のお祖父さんとお祖母さんは願っています。
続きます…。
次回、祖母からの日記帳21話『寂しい誕生日&クリスマスイブ』お楽しみに。
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