祖母からの日記帳 15

#祖母からの日記帳 の続きです。


昭和63年4月19日8時40分、お父さんの親夫妻とお父さんが離婚届に捺印の為、お祖父さんお祖母さんの家へ来ました。貴女のお父さんとお母さんが離婚する事になったのです。

お父さんは3月1日より4月30日まで仕事をして働いていても、給料より住宅家賃や水道、電気、ガス代等々生活費を出そうとはしませんでした。そして、それどころか19日には長崎のお祖母さんよりお金を銀行に振り込んで貰いました。一ヶ月働いた給料を10日間で使い果たしてしまったのです。本当に金銭感覚のない人なんです。こんな状態が今まで貴女やお母さんに満足に食べさせる事も生活させる事も出来なかったお父さんの本当の姿なのです。


昭和63年4月26日、お父さんと長崎のお祖父さん、お母さんと喜々津のお祖父さんが諫早の裁判所で離婚する事に調停員の調停のもと、ようやく解決しました。

貴女の為には世の中で只一人の父と母です。離婚する事は貴女にとっては本当に不幸な出来事だと思います。でも前から書いて来ましたように、お父さんは働かず貴女にもお母さんにも食べさせる事が出来ずお祖父さん生活が成り立ってゆきませんので仕方のない事でした。貴女を学校へやったり、生活をさせたり出来るのは喜々津のお祖母さんの家でなければ出来ない事なのです。お母さんの給料、9万円では母子2人生活してゆく事はとても大変です。何とか貴女が学校を卒業して就職するまではお母さんと二人頑張ってみて下さい。一生懸命生きて下さい。

貴女達にとってはまだまだ長い人生です。これからどんな事が起こるのか私達には判りません。でも今日1日を精一杯生きるようにして下さい。人に迷惑掛けないように…。母子で助け合って…。


昭和63年4月30日、離婚の届出が出来ました。

昭和63年5月13日、貴女を扶養する為、医療、生活扶養手当の申請を役場で行ないました。

お母さんの社会保険にも加入認可して頂きました。


昭和63年5月15日、お父さんは長崎へ引越す事になりました。私と長崎のお祖母さんとお父さんで片付けをしました。道具家具いろいろありましたが、お母さんは自分と貴女の衣類と和ダンス1本を持って来ました。お母さんは貴女のオモチャも持ってね。(学校帰りに食堂の前でお父さんに逢ったのですね。引越前に逢った最後でせうか?)


続きます…。

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