祖母からの日記帳 22
#祖母からの日記帳 22話『お母さんに赤ちゃんが!瞳の今後の運命は…。』です。
平成3年2月7日、お母さんより赤ちゃんが出来たと手紙が来ました。大人の事で今の瞳ちゃんには判らない事柄ですが、本当は産んではならない赤ちゃんです。
お母さんはどうしてこんなに理性がないのかとお祖母さんは情けなくなります。
瞳ちゃんには弟か妹かになりますけど、Iさんには奥さんも子供も居て、法律的には許されない出来事です。
生まれてくる赤ちゃんも可哀想な立場でこの世を生きて行く事になります。今からその苦労が思いやられます。
3月7日、Iさんとお母さんがどうしても瞳ちゃんを埼玉に連れて行くと言っています。
瞳ちゃんは、今、学校でもようやく勉強も何とか人並みに出来て、皆の人とも仲良く出来る様になりました。お祖母さん達は喜々津で育てたいと思いますが、お母さんの子供です。やはりお母さんと暮らすのが瞳ちゃんには一番いいのではないかと思い、埼玉へ転校するよう準備をする事にしました。
3月13日、今まで内緒にしていたお母さんの居所がIさんの奥さんへ判りました。Iさんがいつまでもお母さんと隠れて暮らす事は良くないと考え、皆で話し合って、すっきりとした気持ちで暮らしたいと思ったからだそうです。
瞳ちゃんが埼玉に行く前に話し合いをして、皆で判り合った上で瞳ちゃんを埼玉へ転居させようと考えます。だから春休みに転校する手続きをしようと思いましたが、今一度様子を見る事にします。
お母さんに逢える喜びでいっぱいの瞳ちゃんには気の毒ですが、今しばらく辛抱して埼玉へ行く事を待ちましょう。
次回、祖母からの日記帳最終話『旅立つ瞳』乞うご期待!
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